今日は屋根瓦のズレ止めラバーロック工法についてメリット・デメリットをお話させて頂きたいと思います。

瓦屋根の改修方法の1つでもあるラバーロック工法は、阪神淡路大震災を皮切りに流行した工事ではないかと思います。そしてこの工事を悪徳業者が利用し、ずさんな工事で多額な金額を取っていたのも間違いないかと思われます。そのせいでラバーロック工法の質というものが悪い印象に代わっていきました。

ここで、雨漏りのバランスの意見を話させていただきたいと思います。

結論から申し上げますと雨漏りのバランスはラバーロック工法は推進する側でございます。施工方法と知識、職人の技術を駆使すれば、雨漏り・瓦のズレはきっちりなおせます。ただ知識がない方が施工するので現状より悪くなる。ただこれだけのお話です。

ラバーロック工法には賛否両論ございますが、雨漏りのバランスは昨今の、地震・台風・異常気象後の調査結果の数字をもとに皆様にお伝えしたいと思います。

2018年の大阪府北部地震・21号台風の後、たくさんの方の屋根を調査させていただきました。その結果8割近く、びくともしない・少ない被害で済んだ屋根瓦!まさにこれがラバーロック工法されていたお家になります。

雨漏りのバランスでも数年前にラバーロック工法を工事させて頂いたお客様より、あの時に工事をして頂いたお陰で何の被害もなかった!工事を進めてくれてありがとうと言うお声をたくさんいただきました。この様に、施工方法を間違えなければ、工事のコストも抑えられ、被害も抑えられます。

ただこの様な例もございました。下記写真はラバーロック工法により瓦が1枚1枚止めているせいで屋根の瓦の半分程がひっくり返っていた例です。

この様なデメリットもございます。しかし瓦が下に落下せず真下に置いてあった車などは被害に遭わずでした。

結果、雨漏りのバランスは改修方法の1つとしては、このラバーロック工法は価格を抑えられ工期が短く済むという点ではお勧めな施工方法だと思っております。